主電動機の能力を示す指針は出力より低いSRPを使い、電動機進歩の比較にSSRPを用いることが多いが、専門的な分野なので一般的ではない。その結果本来SRPやSSRPで比較すると低い定格回転数で高い許容回転数を出す本形式のMT55電動機は優秀だが、高速回転時のモーターがブンブンと回るだけとあたかも高回転では本形式のモーターが能力外と勘違いされるような記述も一部に存在する。但し、MT55を定格速度が低い本形式にセッティングで使う場合低出力領域は64km/hで終わり、それ以上高速になると出力が落ちる。これは113系等の84km/hより低いどころか定格出力が小さい101系の67km/hよりも低く高速域では持てる出力を出しきれていないともいえる。これは高速性能よりも加速力に重点を置いたためにこのようになった。

次へ

戻る

TOP